働きながらの子育て

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働きながらの子育て

園長ブログ | 

私が若いころ、女性は結婚したら主婦になる人がほとんどでしたが、私は自立して仕事を続けたいと考えていました。当時は仕事をしながら子育てをするには、学校の先生になるくらいしか選択肢はなかったのですが、私は学校の先生にはなりたくなかったので、高校で色々考えた末に、語学を勉強して通訳になれば、自分で仕事を選べるでしょうから、子育ての時期は自宅にいることができると考えて、中国語を専攻しました。なぜ中国語だったかといえば、高校の英語の先生が「あなた、これからはアジアの時代よ!」と私に言ったからです。英語と中国語ができれば、世界で大半の人と話が通じるでしょうから、それならば中国語を専攻しましょうと、簡単に決めました。「子育ての時期は、自宅で翻訳などをしながら子どもと過ごせたら・・・」漠然と将来の生活をイメージしていた高校生の私でしたが、実際には両親が始めた幼稚園の後継者として就職し、生まれた子どもたちは、生後3か月になるかならないかで保育ママや保育園に預けて働かなければなりませんでした。そのころ私がつくづくと思い知ったことは、働きながらの子育てのしわ寄せは全て子どもにかかってしまうということです。子どもは親の言うとおりにしかできないのですから・・

働きながらの子育てを奨励している現在ですから、働くお母さんはとても増えてきましたけれども、お子さんが小さいときには、働き方の見直しを「子ども中心」にしてあげないと、取り返しのつかないしわ寄せを子どもにしてしまうことを危惧しています。

お母さん方にお仕事よりもお子さんを優先して!と願うのはそのためです。

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