教育方針
Educational Policy
保育理念
幼児期は生涯の人格の基礎をつくる大切な時期です。今日では、幼児期の環境や育て方で、子どもの性格や能力が決められることが立証されています。赤ちゃんは何も知らずに寝ているのではなくて、まわりのあらゆる環境を吸収するのに忙しいのです。 幼児は3歳頃までに人間としての直立二足歩行と言語の基礎を習得します。周囲の人たちの動作や話し方をそっくりそのまま真似しますので、良い環境に育てば望ましい発達を遂げることができます。
子どもが環境を吸収するには、目(視覚)、耳(聴覚)、手・足・身体(皮膚感覚)、鼻(聴覚)、口(味覚)の五感を通して行い、小さい時ほど感覚は鋭敏だと言われています。幼児期の教育はこの感覚に訴えられるように、目で見て、手で触って、身体全体を使ってゆっくりと繰り返しながら行います。 幼稚園の教材や教具は子どもの発達段階に応じていますから、子ども達は自分に適したものを選んで、繰り返し行いながら自分の内部に取り込んでいきます。子ども達の発達段階に応じて、今何を準備してあげたら良いかを考えるのが教師の役割です。私たちは子どもたち一人一人に適した保育ができるように、豊かな教材準備と細やかな配慮をするように心掛けています。
保育目標
からだをつくる
たくさん歩いたり、走ったり、体操したりして、ひざや足首、肩、ひじや手首、首などの関節を動かし、いろいろな動きを取り入れて、骨や筋肉をしっかりさせてあげましょう。
外で元気に遊び、バランスのよい食事をとり、十分な睡眠を確保すれば、子どもは健康になり、何にでも興味を示します。
草の葉を取ったり、アリをじっと見つめたり、たくさんの不思議さに出会えば、興味は子ども自身の中から出てきます。興味を示したら、やる気を引き出す声かけをし、やれる環境をつくってあげましょう。
心を育てる
3歳児は、個人差、月齢差の大きい年齢ですし、まだまだ自分中心ですから、親切にしっかりと関わってあげる必要があります。
外遊びを十分にさせ、バランスのよい、しなやかな体を作りましょう。
手指をたくさん使って、工夫のある遊びをしましょう。
お友達とのふれあいを通して、社会性を培いましょう。
豊かなことばをたくさん覚えましょう。家庭で暖かい思いやりの心をいっぱい注いであげましょう。
大 切 に す る
おはようございます。さようなら。いただきます。ありがとう。ごめんなさい。いれて。かして。一緒に遊ぼう。
たくさんの心が通じ合うことばを覚えましょう。
専任スタッフによる特別授業
以下のような特別授業を行っております。
幼児期に肌の色や雰囲気の違う人と身近に接し、いろいろな国の人と無理なく交わることができるといいと思います。
子どもにとって安心して話せる母国語(日本語)を大切にし、英語は他国の人と理解し合える言葉として覚えていきましょう。
体を動かすのが大好きな子どもたち、そこに一言「もっと手を伸ばして〜」「たかくたかく〜」とアドバイスがあると、子どもたちの動きはもっともっと伸びやかになっていきます。
水曜日に自由遊びの時間から体操の先生が一緒になって遊んでくれるのも、健康な体づくりの一助になっています。
本人の努力次第で成し遂げられることはたくさんありますが、水泳だけはプールなどの水の条件が伴わない限り、会得することはできません。水泳や水中体操は高齢化社会に向かって健康維持のために大変効果的だと認められています。
そのために小さいときから水に親しみ、水の中でリラックスできることが必要です。ごのかみ幼稚園の施設に温水プールを設置したのは、これからは身近に利用できる優れた施設が必要と考えたからです。浮かんだり・潜ったりして遊びながら、水に身体をゆだねる心地よさを体験できます。プールの専門スタッフが水質管理を毎日行っていますので、水質も最適な状態に保っています。
食育(自家給食とお弁当)
(月・火・水・木)
給食は幼稚園の給食室で、新鮮な素材を使って、おいしいお食事を作っています。
子ども達が畑で栽培した野菜も、洗ったり、皮をむいたり、子ども達が出来ることは手伝います。それを給食室で調理してもらい、おいしくいただきます。
みんなと協力して配膳をし、一緒に同じものを食べる楽しさを味わい、好き嫌いもなくなっていきます。
食育にとても役立っている給食です。
※写真は、撮影用に特別に飾りをつけたものです。
給食室の様子です。スタッフは5人います
お弁当は家庭の愛情を感じることができ、望ましい母子関係を築く上で、とても大切です。
お弁当を作るときには、お子さんに語りかけながらつめていただくと、お昼の楽しみも膨らみます。